料理に虫が入っていた!そのとき、デキる男がとるべき態度は?

女のコと訪れた飲食店で、彼女の頼んだ料理に虫が入っていたら、アナタ

はどうするだろうか?


ちなみに僕は過去に、そのシチュエーションでカッコつけようとして、店員

に、「ちょっと、これ(虫)、入ってんだけど!」とキレ気味に言い放った

ところ、一緒にいたコが急に不機嫌モードになったという経験が…。あれ、

なんでだったんだろ?


「そのコが不機嫌になったのはたぶん、自分の連れてる男が、『そんな器の

ちっちゃい男だった』っていうことに対してですね。自分のご飯に、虫が入

っていたことに対しては当然、腹も立ってるし、自分のために言ってくれた

ことも認識してるでしょう。でも、そのことよりも、彼女は、店員にキレた

あなたを連れてる私が恥ずかしいじゃない! と。周りの人に対して自分が

カッコつかないワケですよ」


そう語るのは、元カリスマホストにして、タレントの頼朝さん。男らしくビ

シッと言ったつもりだったんですが…。


「キレるのは逆効果ですね。女性って、男の『器』の部分をすごく見てるん

ですよ。特に、人間って、非常時のとっさの行動にこそ、その人の素が出

る。そういう状況では、男の器が問われるんです。それに、男ってキレる

と、ちょっと発散できて気持ちよかったりするじゃないですか。そのことを

女性は結構わかってるから、よけいに『寒っ!』って思って冷めるんです

よ」


さすが、元カリスマホストならではの鋭い分析…。では、そういった場面で

は、どのような態度をとるのがスマートなのだろうか?


「デキる男を見せたかったら、そのお店に対してイニシアチブを取りながら

も、どうすればお店のイメージを損ねないかまでを考えて対処するんです。

僕なら、そういう部分での人間性をさりげなく見せますね」


具体的には?


「まず、周りにお客さんがいるか、いないかでも伝え方は違う。いなけれ

ば、店員さんを呼んで、『仮にですよ、ここに虫が乗ってたら、どうしま

す?』って聞くんですよ。そうすると、必ず『入ってましたか?』と言って

くるから、そのあとが返しやすいでしょ。そういう前フリを、僕なら、先に

考えますね。『入ってたらどうします?』『いや、取り替えますよ』『そう

ですよね、じゃ取り替えてください』と」


カウンター席などで、周りにお客がいる場合、やはりそこは店員に小声で伝

えてあげるのが、「大人のマナー」だと頼朝さん。


「とにかく、いちばんやっちゃいけないのは、ただキレること。キレたら、

彼女との縁も切れちゃいますよ」


男気のつもりが、とんだ勘違いにならぬよう、みなさんもご注意あれ。
(R25編集部)