いま結婚に一番近い場所!? 「婚活バー」に潜入

いま結婚に一番近い場所!? 「婚活バー」に潜入


 女性が男性を接待する文化のない

欧米には、日本のキャバクラのような

お店はなく、独身者は「シングルス・

バー」で異性と会話を楽しむのが

一般的なんだそうです。そのシングルス・

バーが最近、日本でもリアルな出会いの場

として注目されているんだとか。



2008年3月に六本木にオープンした

シングルス・バー「GREEN」は、出会いを

求める婚活(結婚活動)者が集合し、

“婚活バー”として話題になっています。

いったいどういうお店なのか、同店

エグゼクティブマネージャーの本多有太さん

に聞いてみました。



「当店は、独身者にリアルな出会いを

提供する場としてオープンしたシングルス・

バーです。しかし昨今、結婚に対して積極的な

活動をする“婚活者”がクローズアップ

されていくなかで、“婚活ができるバー”

として注目されることが増えてきました。

個人的には、ネットなどの出会いが増える一方、

最初から面と向かってつながる“リアルな

出会い”を求める結婚志望者も多く、

そのような方たちが婚活バーとして利用

されているのだと思います」



現在、同店では通常営業のほか、不定期で

婚活者のみを対象としたカップリングパーティー

を開催しており、毎回予約が殺到しているそう。

もしかしたら“婚活”って、想像以上に一般的

になりつつあるのかもしれません。



そこで11月1日、シングルス・バー「GREEN」

で開催された、結婚情報サイト「エクシオ

ジャパン」とマッチングサイト「ピュアアイ」

がコラボレーションした婚活応援

カップリングパーティー(今回は35歳限定)に

潜入。パーティーの参加者に直接お話を

聞いてみました。



すると、予想以上に多かったのが、

「30代半ばを過ぎてから出会いの場に

積極的に参加するようになった」という声。



「20〜30代前半までは自然な出会いに

こだわっていたものの、30代後半からは

その意識は薄れ、いい相手に巡り会うため、

積極的に出会いの場へ参加するようになった」

というのは38歳の男性参加者。



また、40歳の男性参加者からは「30代半

にもなると、友人の多くが結婚しているため、

話題が子どもや家庭のことに集中しがち。

年齢を重ねると恋愛や結婚の共有できる

話題ではなくなり、友人・知人を通じての

女性の紹介もなくなってきます。昔は誘われ

行った飲み会での出会いもありましたが、

今は自ら動かなくてはならないという

感じです」という声も。ほかにも、

同じような意見が多数ありました。



実際のパーティーは、「出会いの場」

としてフランクな雰囲気なのかと思いきや、

参加者の表情は真剣そのもの。会場には

開始前から緊張感が漂っていましたが、

少しずつ打ち解けながら「婚活の場」

となっていきました。



今回の取材で集まった声は、ボクたちR25世代

の10歳近く年上の先輩たちの経験談です。

結婚や出会いに対する考え方は年齢によって

変わっていくものだと思いますが、

「心境の変化を経験した」という声が

こんなに多いなんて、ちょっと意外でした。

それだけ結婚への道が昔に比べてハードルが

高くなりつつあるのかもしれませんが…。

果たして、僕らも5〜10年後に同じことを

思っているのでしょうか?

             (R25編集部)