事故米更迭 農水前次官が天下り 政権交代前、駆け込みか

官僚の天下りあっせんの全面禁止を掲げる民主党政権発足を目前に、農林水産省の所管団体で「駆け込み天下り」とみられる人事が2日、明らかになった。

 事故米の不正転売事件で昨年9月に更迭された農林水産省白須敏朗事務次官が同日付で、水産業界でつくる社団法人大日本水産会(東京)の会長に就任した。前会長の中須勇雄氏(元水産庁長官)は今年5月の通常総会で4期目に選任されたばかりだったが一転、1日の臨時総会で会長交代を決めた。

 大日本水産会によると会長の任期は1期2年で、年俸は1860万円。白須氏の人選は、中須前会長の推薦によるものだという。同団体の会長は、前会長まで4代続けて農水省OBが就任している。

 今回の人事について農水省秘書課は「省としては全く関与していない」としている。
  
                 【産経新聞


※これも駆け込み天下りだよね